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”持続可能な木材”、”SDGs”とは?

SDGsは、持続可能な開発目標と訳されます。2001年に策定されたミレニアム開発目標(MDGs)の後継として、
2015年9月の国連サミットで採択された
「持続可能な開発のための2030アジェンダ」にて記載された
2030年までに持続可能でよりよい世界を目指す国際目標です。
17のゴール・169のターゲットから構成され、
地球上の「誰一人取り残さない(leave no one behind)」ことを誓っています。
そのなかで、森林、林業、木材は地球にとって重要な役割を担っているといえるでしょう。
さらに、細田木材工業にて取り扱っているアセチル化木材『アコヤ』は、
次のような特徴があり、持続可能な木材といえます。

開示検証された環境性能
ライフサイクル評価(LCA)、環境製品宣(EPD)、COC森林認証、KOMO認定、
(公社)日本木材保存協会慢良木材認定、ゆりかごからゆりかごへ認証ゴールド認定など、数多くの認証および認定を取得するアコヤを使用することで、より高い建築環境評価の取得に貢献可能です。

森林管理された植林木を使用
持続的な生産を実現するため、アコヤは、FSCR 森林認証を受けた木材を使用しております。

使用後は、リサイクルをお願いします
木材に元々含まれていない物質は添加されていないので人や環境に対して無害です。
アコヤは他の天然木材と同様にリサイクルできます。

環境性能
アコヤは、成長が速く容易に入手可能な森林認証木材から生産されます。
成長の遅い持続可能性の低い熱帯雨林材や、毒性の危惧される成分で処理された防腐木材、あるいは、合成樹脂・金属・コンクリートなど
再生不可能な高炭素素材とくらべ、アコヤは明らかに環境性能面でも優れております。

よく利用する樹木の樹齢と寿命
アコヤは樹齢25~30年程のラジアタパインをアセチル化しております。
アコヤ製のデッキを、仮に30年しか使わないとしても、作り替える時には、新しくアコヤとなる木が十分に成長していることになり、持続可能な循環サイクルの実現が可能です。

温室効果ガス排出量比較
生産過程において排出される、温室効果ガスの排出量は、
金属や合成樹脂と比べ、アコヤを始めとする木材の数値は極めて小さく、環境性能を考慮する際、自然の木がどんな合成物質よりも勝っております。

このように、アコヤは環境に配慮した持続可能な資材といえます。
アコヤを使用して、都市部の木質化をさらに拡大させ、CO2の削減に貢献することを使命として取り組んでいきたいと考えます。

原稿担当:生産本部 勅使川原 敦